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発達障害の人のための応援席を!

「発達障害のための応援席を!」全障スポで実現しました!

 10月26日に開幕し、3日間県内各地で熱戦が繰り広げられた全国障害者スポーツ大会。

 「発達障害のための応援席を!」のアイデアを27日、全障スポ・バレーボール(身体障がいの部)の試合で実現しました!

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 発達障がいのある子どもたちや、その保護者の方、みんなが心地よく、安心して、最後まで観戦を楽しんでもらえるよう、SAGAアリーナ3階プレミアムラウンジの一室を

センサリールームに見立てて観戦席としました。

到着するやいなや、くつろいだりできるスペースで遊び始めた子どもたち!

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 なんという遊びか気になって聞いてみたところ、「マス鬼ごっこ」というみたいです。

 前日の設営でマットの組み合わせをどうするか悩んでいた私ですが、市松模様にしてよかったな~と思いました(笑)

 今回の実現にあたり、こんなことを用意してみました。

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1つめは、応援チームTシャツ。早速着用していただきました!
オーバーサイズもかわいい~~

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 2つめは、全障スポに出場される佐賀県選手名鑑。

 「知っとる人いないかな~」と見ている様子。なんと知っている方を発見したようで、盛り上がり!

 

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 3つめはスポーツマンガ本。実はこれも実現したアイデアなのです!
 今回の実現に合わせて、MVI『スポーツ漫画を活用した体験機会の創出』を知っていただきたいという想いを込めて用意してみました。

 

 今回観戦する試合は、バレーボール(身体障がいの部)男子交流戦、茨城県 対 佐賀県です!試合が始まりました!

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 ブルー応援グッズのスティックバルーンを膨らませ、観客席に出て応援スタート!
 一時すると、室内に戻ってきた子どもたち。

 

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室内から観戦したり、再びマス鬼ごっこしたり、家から持ってきたおもちゃで遊んだり。
保護者の方も、安心して観戦でき、それぞれのスタイル楽しんでいるようでした。

 

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 佐賀県チームは惜しくも負けてしまいましたが、

 「親は一試合すべて応援することができ、子どもは心理的に安全な場所で遊んだり時々試合を見たりして、それぞれペースで楽しむことが出来ました。

初めて観る聴覚障がい者のバレーボールという競技に夢中になることができました。」と感想をいただきました。

 このアイデアの根幹の想いでもある「センサリールームのような空間がSAGAアリーナにあれば、子どもは観戦もできるし、飽きたら遊びもできる。親も見守りながら、楽しく観戦できると思う。」が形になっていました。

 実はSAGA2024の観戦は今回が初めてではなかったそうです。国スポで、レスリングやハンドボールの試合を観戦。
また、先日のレットトルネードの試合観戦も行きました!と連絡がありました。なんと!娘さんからお誘い。スポーツ観戦の楽しさを肌で感じられたみたいで、嬉しいですね…!

 SAGA2024は閉幕しましたが、今後、より多くの方々がそれぞれのスタイルでスポーツ観戦を楽しめる場が増えていくといいですね!

 


 

特典を贈呈いたしました!

IDEA2024第3回審査会で選ばれたMVIのうちの1つ、「発達障害の人のための応援席を!」のアイデアを応募いただいた きつねっこさん へMVI応募者特典を贈呈してきました!

 

「発達特性がある子どもたちでも楽しめるような」という応募者の想いから、ふうせんバレーボール、卓球バレーボール、フライングディスクなどのセットを贈呈いたしました。

「さっそく次の日から活動が始まりました!」とご連絡があり、みんなで楽しんでいる様子でした!

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【ふうせんバレーボールの活動様子】

写真から伝わる、楽しそうな雰囲気!
大会メッセージである「すべての人に、スポーツのチカラを。」が感じられる様子ではないでしょうか!

引き続き、アイデア実現に向けて全力で取り組んでまいります!

 


 

MVI応募者をたずねて…

IDEA2024第3回審査会で選ばれたMVIのうちの1つ、「発達障害の人のための応援席を!」のアイデアを応募いただいた きつねっこさん へMVI応募者特典の目録を贈呈してきました!
このアイデアに対する本人の想いをお伺いしました!
 

ーIDEA2024を知ったきっかけは?
「伊万里市民図書館のイベントに参加したとき、フライングディスク体験を行い、その時、SAGA2024のパンフもらってIDEA2024の取り組みを知った。」
 

ー応募したきっかけは?
「伊万里市民図書館イベントに参加する前日、川崎フロンターレが行っている「発達障がいの子どもたち」の取り組みをたまたまニュースで見かけた。

仕事柄、発達特性のある子どもを育てる親としてこれは!と思い、IDEA2024に応募した。」

ーどんな想いで発案したか?
「自閉症、ADHD、感覚過敏の子供にとって、光や音、DJの演出などは、とても刺激も強い。
また、そういう子を持つ親は、子どものお世話があるので、落ち着いて試合を見ることが難しい。
川崎フロンターレが行っているセンサリールームのような空間がSAGAアリーナにあれば、子どもは観戦もできるし、飽きたら遊びもできる。親も見守りながら、楽しく観戦できると思う。」

と、コメントをいただきました!

このアイデアが実現できれば、より一層「すべての人に、スポーツのチカラを。」届けられる大会になりそうですね!

きつねっこさんの想いを受け止め、全力で取り組んでいきます!

 

2024/11/27
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