第1回審査会(令和3年6月13日開催)でMost Valuable Idea(MVI)のひとつに選ばれた『スポーツ漫画を活用した体験機会の創出』の実現の第一歩として、よりスポーツの魅力を伝えるべく、スポーツ漫画100冊を佐賀県庁内に設置しました。
■スポーツ漫画100冊設置について
今回実現するアイデアは、第1回審査会にて選ばれたMVIのひとつ『スポーツ漫画を活用した体験機会の創出』です。今回は、はじめての国スポにちなんで、様々な競技のスポーツ漫画の第1巻を100冊佐賀県庁内に設置しました。
なお、今後も、他の施設でスポーツ漫画やスポーツ関連書籍の設置を拡大したり、様々な展開で『スポーツ漫画を活用した体験機会の創出』の実現を目指していきます!
<概要>
・設置内容:はじめての国スポにちなんでスポーツ漫画の第1巻を設置
・設置場所:佐賀県庁新館地下1階 スポーツ情報発信スペース「SAGA TRACK(サガトラック)」
・設置日時:令和4年6月24日(金)
・設置冊数:100冊(26競技)
何が設置されているかは、実際にご来場してのお楽しみ!ぜひお越しください!
■審査員からのコメント
審査会では、スポーツを“する”、“観る”、“支える”、それぞれの立場の方に審査員として、「国体から国スポに変わる今だからこそできるスポーツらしいアイデア」、「実現することで前代未聞のスポーツ大会になると思えるアイデア」、「十分な実現可能性があるアイデア」の観点で、553ものアイデアの中から、MVIが選出されました。
■為末 大 氏
(オリンピック3大会出場)
海外の友人も「日本のアニメで自国のスポーツ人口を増やしたい」と
言っているぐらい、世界に通ずるアイデアだと思います。
■大谷 桃子 氏
(東京2020パラリンピック車いすテニス女子ダブルス銅メダリスト)
漫画やアニメのパネルがあるだけでも写真を撮ったり楽しめる場所に
なるので、小さいお子さまにも馴染みやすいコンテンツになりそう。
■山口 祥義 知事のコメント
(SAGA2024実行委員会会長)
子どもの頃はスポーツアニメを毎週楽しみにしていた。漫画やアニメの
シーンを取り入れると、スポーツに興味がある人もない人も、スポーツに
親しみやすくなるかも。
■アイデア発案者のコメント
『スポーツ漫画を活用した体験機会の創出』の発案者は、佐賀県杵島郡白石町にて赤身肉専門店「TOMMY BEEF」を営む吉原さんです。
そもそもの応募のきっかけは、SNSを通してプロジェクトIDEA2024のことを知り、これは面白そうと思い、その場ですぐに投稿されたそうです。
今回のアイデアで、「スポーツ」と「漫画」を結び付けたきっかけやご自身の体験談などのコメントをいただきました。
□アイデア発想のきっかけ
昔から、本や雑誌と音楽が同じ空間にある雰囲気が好きで、そういうお店でアルバイトもしていました。
異なるモノがバランスを保って共存する空間が、自分のワクワクの原点。
スポーツに、自分が好きな漫画やアニメをミックスしてみました。
□自身が考えるスポーツや漫画の魅力
僕にとってスポーツは触れ合うものというより、心動かされるもの。選手やチームのストーリーを知れば、もっとのめり込んでいってしまいます。
漫画は、そのコンテンツから遠い人にも魅力を伝えたり、接点を生み出すチカラがすごいと思う。今回で言えば、スポーツと縁のない人に、心動かされるというスポーツの良さを伝えられると思っています。
□今回の企画を受けての感想
シンプルだけどすごくいい取組だと思う。全巻網羅じゃなくて第1巻だけというのが面白い。何かの用事のついでにじゃなくて、「ここに行こう!」という目的の場所になるのでは。
古い作品から新しい作品まで、幅広く色々な人が交われるような取組になってくれそう。
今回のスポーツ漫画設置に関しては、第1巻と最終巻も置いて、その過程をあえて伏せることで、この最終話までに何があったんだろうって皆に想像してもらうのも面白いと思います。
□今回の取組を通して期待したいこと
この取組では、懐かしさとか、誰と見に行くかとか、その人ごとに色々な想いを描いてもらえたら嬉しい。感情を揺さぶる一つのアイテムとして作用したら良いと思います。
一番最初に想い描いたのは、漫画の感動するシーンをパネルや映像にして会場に設置することだったので、会場の空間が、漫画やアニメの二次元とリアルのSAGA2024が交差する大会だったら面白いと思います。スポーツをする人はもちろん、観る人、支える人、色んな人の心に届くものになると思う。